バージョンについて(RevとSuffix)
バージョンについて保存について「保存」と「リビジョンとして保存」の違いRevについてSuffixについて変更の取り消しについて変更の破棄(変更を取り消す)変更の破棄ができない場合確定されている他のプロジェクト(アイテム)で最新バージョンが使用されている関連記事
バージョンについて
PRISMではアイテムやファイルのバージョンをRev(リビジョン)とSuffix(サフィックス)の2つの体系で管理します。
プロジェクト、アイテム、ファイルの全てにバージョンが付与されており、どのバージョンが表示しているか、あるいは繋がっているかを確認できます。

保存について
「保存」と「リビジョンとして保存」の違い
保存には2タイプあり、変更の規模の大小に応じて使い分けられます。
タイプ | 説明 |
保存 | 軽微な変更や修正をしたい場合はで変更を保存します。保存後は同一リビジョンの中でのマイナー変更として記録されます。 |
リビジョン(Rev)を上げて/下げて更新する | 設計変更(ECO)やデザインレビュー通過などの様に、大きな変更の時はでリビジョン値を指定して変更を保存します。 |
Revについて
Revはユーザーが任意のタイミングで上げられるアルファベットのバージョン情報です。
例えばデザインレビューを通過した時、出図した時など設計上のマイルストンを通過した際などに、Revを変更して管理します。
組織に明示的にバージョンの更新を伝えたい時にRevを上げます。
プロジェクトやアイテムを編集で変更を保存する際に、Revを上げるかどうかが選択できます。
Suffixについて
SuffixはPRISM上で変更が加えられた際に自動的に上がるバージョン情報です。
Suffixは以下の変更が加えられた場合に上がります。
Suffixが上がる変更 |
---|
品名の編集 |
型番の編集 |
カテゴリの変更 |
フェーズの変更 |
BOMの編集(数量の変更、アイテムの追加・削除) |
プロパティの編集 |
ファイルの追加・削除 |
リビジョン (Rev)を上げる時 |
タグや備考の編集、並び替えではSuffixは上がりません。
変更の取り消しについて
変更の破棄(変更を取り消す)
プロジェクト(アイテム)詳細画面の「変更履歴」タブに表示される変更のうち、最新の変更を取り消すことができます。
なお、取り消し操作はの権限を持つユーザーのみが行うことができます。
変更履歴を取り消す場合は、最新の変更履歴のレコード行の右側にある三点リーダーをクリックし、ポップアップ表示されたをクリックしてください。
(下の画面ではが取り消し可能です)

最終確認画面が表示されるので、をクリックください。

変更を破棄すると元に戻せなくなりますのでご注意ください。
変更履歴の取り消しが完了すると、取り消した変更履歴は「変更履歴」タブに表示されなくなり、プロジェクト(アイテム)のバージョンが1つ前に変更されます。(取り消し前がだったのでに変更されています)
また、親部品で紐づけられている際に最新版の存在を通知するマークも消えます。

変更履歴の取り消しはRev(リビジョン)を上げた変更履歴、Suffix(サフィックス)を上げた変更履歴どちらに対しても行うことができます。

変更の破棄ができない場合
以下の場合、アイテムの最新の変更履歴を取り消すことができません。
- 確定されている
- 他のアイテム/プロジェクトで最新バージョンが使用されている
確定されている
プロジェクト(アイテム)が確定されているときは、変更履歴を取り消すことはできません。
(「変更履歴」タブに表示される最新の変更履歴に三点リーダーが表示されません)

参照:確定と廃図
他のプロジェクト(アイテム)で最新バージョンが使用されている
変更履歴を取り消そうとしているアイテムの最新バージョンが他のプロジェクト(アイテム)で使用されているときは、変更履歴を取り消すことはできません。
と表示されたポップアップメニューがクリックできない状態となります。
